忘れん坊の備忘録

日常の楽しかった事をゆるーく記録する、そんな場所です

最近読んだ小説1「変身」

どうもこんちす、しんしんです。

 

気が向いた時に書こう〜と思ってたらついつい作るだけ作って何もしてないブログでした〜が、たまには書こうかと!


そんで今回は思い立って最近読んだ小説について、めちゃめちゃ主観的な感想をつらつら書きたいと思いまする。

 


そして第一回目は東野圭吾作品です!

 


ガリレオ」シリーズでお馴染みの小説家さんですね(沈黙のパレードの映画見に行こうと思ってたのに気づいたら終わってた...悲しい...)


自分が初めて読んだ小説もあり(まぁ探偵ガリレオなんですけど)、一番好きな小説家です!


好きといいつつ、普段は活字が苦手で漫画ばかり読み漁る、小説を読まない人間なのでほとんど網羅できてはいませんが、今回は家にあった一冊を思い立って読んでみました〜

 


その一冊とは、「変身」という作品です。

 


「変身」と聞くと、カフカの「変身」をなんとなく思い浮かべますが(実際に読んだことはないのであらすじくらいしか知らないのですが...)、この作品の主人公は実際に姿形が「変身」するのではなく、精神的に「変身」を遂げてしまう、というストーリーになっています。


あらすじとしては、ある事件に巻き込まれて脳死状態になった主人公が脳移植を受けて、初の成功者となり、奇跡的な生還を果たす場面から始まります。


検査を受けても記憶の欠落であったり、後遺症もなく、至って健康的に日常生活に戻ることができるまでに回復しました。


しかし、それまで通りの日常を送っていると、少しずつそれまでの自分にはなかった変化を実感していきます。


心優しくて穏やかだが、引っ込み思案ともいえる性格であった主人公は、大好きだった作画や、心から愛していた恋人に対して違和感を覚え始め、遂には今までの人生で感じたことのない激情に支配されて、大胆な行動を取ることに...


脳移植というテーマの本作品ですが、移植ということはもちろん元の持ち主も存在する訳です。


脳は人の感情や記憶を司る臓器な訳で、言うなればコアですよね。


臓器はどれも生きるのに必要なものですけど、心臓で物事を考えたりはしません。


今、本を読んで感じた物事をこうやって書き連ねているのも、全て僕が脳を使って覚えて、感じて、考えて書いているわけです。


そんな脳を他の誰かと交換したら、それは果たして本当に自分なのか...


とまぁ、たま〜に聞くようなテーマではありますが、改めて考えてみると中々深い話ですよね笑


僕自身の考えというと、微弱な電気信号を使って神経がいろいろなもの(間隔や記憶だったり?)をやりとりしてるんだから、USBメモリみたいに他人の脳の記憶とか引き継いじゃうじゃないのかな〜とは漠然と思ってたりします。

 


ナメック星人の同化みたいな、いや違うか?

 


と、怖いけど知識の共有的なことも出来たら、ちょっと夢もあるような話な気がしますね。

 


...いや怖いが勝つか?

 


と長々話しましたが、本作品のタイトルは「変身」なわけで、

自分ではない何かに"変身"していく物語

です。


前述のでも察しがつくように、「変身」して成るのはヒーローというよりは怪物の方ですね。


この先ちょっとネタバレ注意⚠️

 


脳移植を受けて、人格が元の持ち主のようになっていくとしても、持ち主が普通の人間であればまた話は変わってきますよね?

(脳の元の持ち主の恋人と再会して始まるラブストーリー...なんかもあったりする...のか...?)


でももしその持ち主が〇〇〇であったら...

(ヒントだけどほぼ答えな気もする)


そうして「変身」を止めることのできない主人公の人生は一体どこへと向かって行くのか...


そんな事を想像しながら読んでみて欲しいな、という作品でした!


僕が読んだ際は少しだけ先の展開が予想できたりもしましたが、そこは東野圭吾作品、結末は流石に読めませんでした。


うーん、学生時代の読書感想文が驚く程苦手だったので文章下手くそですねぇ...

ついストーリー紹介が多くなってしまう...反省...


と、たま〜にこんな感じで読んだ作品を簡単に紹介出来たらいいなと思います〜


そんでは〜

 

東野圭吾「変身」

https://books.rakuten.co.jp/rb/663014/